丸尾君！丸尾！候補！候補殿！学級委員殿！とは、
学級委員になる事に存在意義を賭けた、ひとりの小学生男児に対して使われる賛同と賞賛の言葉である。
略歴
1965年12月31日に生を受ける。
その生い立ちの殆どは、今を以って不明であるが───
197３年に静岡県清水市の、入江小学校３年４組の学級委員長に選出されるまで、
その為の計画を暗い闇の底で密かに、そして確実に進めていたものと推察される。
ジェスチャーを交えた、およそ小学生とは思えない巧みな演説術には定評があり、
その演説術とチラシ散布による対立候補の戦意を殺ぐ戦術で、なるべくして学級委員となる。
なお、担任教師公認の場における候補者演説では、学級委員選を学級委員戦と位置づけ、
およそ６分半におよぶ、伝説的な演説を行った。
その演説に、聴衆はドン引きしつつ熱狂するという、異常な興奮状態を作り出したと伝えられる。
そして、この記事は後半へつづくー
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