「会計」とは、お金の出入りに関する管理や記録をすること、またはその担当者のことをいう。専門的には特定の個人や団体の経済活動の数値的な測定と伝達を指す。似たような言葉として経理がある。
概要
日常生活において会計という言葉が用いられる場合には、単にお金の出入りに関する管理や記録をすること、またはその担当者のことをさす。
たとえば、商店やレストランなどにある会計は商品やサービスに関する料金の出入りを管理するところであるし、学校の生徒会にいる会計は、生徒会活動などのお金の出入りについて管理や記録する係である。
しかし、生徒会の会計のようにわりと単純な経済活動を行なっている場合はともかく、大企業のように多種多様な経済活動を行なっている場合には、単にお金の出入りを記録していただけでは、その経済活動の全体像をあらわしているとは言いがたい。経営者や株主等の利害関係者にとって企業の持っている現金や預金口座の金額だけを示されても土地や建物などの資産や借金などがいくらあるかがわからなければ判断に困るわけである。
そこで、経済活動を金銭に置き換えて数値化し、その結果を財務諸表等の報告書にまとめて関係者に伝達する必要があるわけであるが、経済活動が複雑になればその方法には色々なものが考えられる。その色々な方法についてどれを選べば適切であるかを考えるのが会計学であり、その研究対象となる経済活動の数値的な測定と伝達というシステムのことを会計とよんでいる。
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