儚とは、人の夢と書いて儚(はかな)い、と読む字である。
漢字として
儚
- Unicode
- U+511A
- JIS X 0213
- 1-49-19
- 部首
- 亻部
- 画数
- 15画
- 意味
- くらい、はっきりしない、昏昧、という意味で、〔爾雅・釈訓〕に「儚儚、佪佪、惛なり」とある。〔段注本〕では𠐿の字の注に〔爾雅〕を引いて儚は𠐿だろうとしている。〔集韻〕は懜の本字が儚であるとしている。
- 日本だと、はかない、という読みがある。
- 字形
- 形声で声符は夢。夢にはっきりしない、という意味がある。
- 音訓
- 音読みはボウ(漢音)、訓読みは、くらい、はかない。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。 JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 儚儚
異体字など
- 顭は、〔集韻〕にある字で、「或ひは儚に作る」とある字。
- 𩕫は、〔五音集韻〕にある異体字。
- 𢟼は、〔字彙補〕にある異体字。
関連項目
曖昧さ回避
- 1
- 0pt