考察単語

作品を深く考察する人は社会的に有能だという意見（>>620とか）をちょくちょく見かけて違和感があったんだけど、>>621を見て
やっぱり社会的有能さと考察を結びつけることには無理があると思った
世界トップクラスの経営者たちや研究開発者たちは、深い作品考察によってそういう地位に就いたわけではない

まぁリーダーになるために考察力は必要でも「作品の考察」は要らんわな確かに

仕事では考察力ってあくまで補助的手段というか、主に経営トップ層に必要なのは経営力であり、研究開発トップ層に必要なのは研究開発力だろう
何を扱うにせよ「優れた考察力によって深く考察しました。でも収益を上げたり論文を発表したり新商品を発明したりはしてません」って風な状態じゃどうしょもない

実際のところ経営者、研究開発者、アナリスト(分析者)といった役職は世界中にあるけど
「考察者」といった役職はどこにも無いだろうし

>>638
優れた考察なしで成り立つ優れた研究とか経営ってありえなくね？
それって力というよりもはや運なのでは

うーん、優れた考察をする人が優れた研究開発者や経営者かというとそうとは限らんよね（学問にも発明にもビジネスにも関係ない考察が得意な人だっている）
優れた研究開発者や経営者は、それぞれの仕事の一部として優れた考察をしてるんだろう

もし仕事で考察力そのものが極めて重大なら、医師免許や弁護士資格のように「考察免許」があるんじゃないかと思う
そこまで厳格じゃないとしても、「考察者」という専門家や役職が一般的に存在しているはず。研究開発者やアナリストや経営者とかのように

でも実際には「考察免許」は存在しないし、「考察者」は専門家でも役職でもないので、仕事で考察力は初歩的・補助的技能として重要な一つ以上でも以下でもないかな、と。
医師は仕事の中で考察もするだろうけど、考察は手術実績を積むことでも論文発表することでもないし、弁護士がいくら考察しても裁判に出席して弁護したことにはならない

>>640
補助的と言うよりは普遍的、初歩的と言うよりは基礎的と言うべきだろうな
仕事で～って話で例えるなら「コミュニケーション」が近いか

コミュニケーションには「コミュニケーション学」という研究分野や
コミュニケーション資格、科学コミュニケーター資格とかもあるので
考察とは割りと違うんじゃないか　仕事にせよ何にせよ

>>642
具体的に何がどう違うと考える？
どうせ考察するならとことんしてみようぜ
「考察」スレなんだし

ネタバレ防止サービスや自分のブログでやる分ならまだしも得てして見せたがりだから
SNSでタグ付けて垂れ流したり本スレに出張って開陳してきたり自分で弁えないから問題なんだよ

>>641
ヒトの能力としては、考察よりも脳神経系機能のほうが普遍的基礎的だと思うよ
これが弱るほど会話どころか情報認識さえも困難になっていくので。仕事でも私生活でも

とはいえ、ヒト以外の脊椎動物も脳神経系機能を持ってる。全く神経を持たない粘菌でも、遺伝子や生化学分子レベルでの情報処理、コミュニケーション行動（信号交換）、学習はヒトと共通してる

なので、普遍的で基礎的な順に並べると
【遺伝子・生化学分子レベルでの情報処理能力→生化学的なコミュニケーション行動（信号交換）→生化学的な学習能力・認知能力
→神経機能・脳神経系機能→動物的・ヒト的な複雑なコミュニケーション行動→言語能力とかの複雑な認知能力→考察（言語能力の複雑な使用）】
といった順になると思う