千石正一とは、爬虫類や両生類を中心して研究している動物学者である。1949年4月23日誕、2012年2月7日没。
概要
千石先生という愛称で知られる動物博士。わくわく動物ランドやどうぶつ奇想天外!に出演していたことで有名。
幼い頃、友人と道端にいたアオダイショウをいじめ殺していたところ、通りがかったおじさんに叱りつけられてしまう。アオダイショウの亡骸を労るおじさんを目の当たりにした千石は衝撃を受けて会心し、逆に蛇という生き物に興味を持つようになる。
中学生時代、今度はアオダイショウをいじめていた少年達を叱りつける立場になり、「蛇は実際にはとても役に立つ生き物なのに、どうして見た目だけで嫌われなくてはいけないんだ!」と義憤に駆られ、世に正しい認識を広めようと学者を目指すようになった。
千石が学者を志した当時は、爬虫類に関する研究はあまり進んでおらず、資料もほとんどない時代だった。動物学者となった千石は、カナヘビを始めとした研究レポートを世に発表し、賞をとるなど爬虫類の研究に大きく貢献した。
どうぶつ奇想天外!では動物博士として度々番組に登場し、生き物の魅力をお茶の間に伝えることで、動物ブームの一つを作り出すキッカケとなった。研究自体は爬虫類や両生類が主だが、もちろん他の生き物に関しての知識も広く深い。
特に好きな動物はネコ。理由は人懐っこくサイズが手頃で何より可愛いから、とのこと。ちなみにそれ以外もそつなく愛しているとのことである。
どうぶつ奇想天外!終了以降はTVなどの表舞台に出る機会は減少したが、活動は継続していた。しかしこの頃から癌に悩まされ、死去の一年前は危篤と回復を繰り返すという、相当に激しい闘病生活を送っていた。
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