大根おろしとは、その名の通り大根をすりおろしたものである。
概要
大根の根部を生のまま、おろし器(金)ですりおろしたものが、大根おろしである。焼き魚やだし巻き卵、そば、とんかつなど、さまざまな料理の付け合わせや薬味として使われることが多い。
昔から「大根おろしに医者いらず」と言われるように、大根おろしは美味しいだけでなく、すぐれた効能があることでも知られている。
大根をすりおろしたときに生まれる辛み成分「イソチオシアネート」には、殺菌作用・解毒作用・抗炎症作用などがあり、食中毒の予防や発がんの抑制、血液をサラサラにするなどの効果があるのだ。また、「イソチオシアネート」以外にもさまざまな消化酵素が含まれており、胃腸の働きを助けてくれるのである。
「イソチオシアネート」は大根の表皮に多く含まれているため、その効果を得たい方は、皮付きのままおろすのがおすすめ。また、「イソチオシアネート」は細胞が破壊されることで活性化されるので、力いっぱいおろすのがよい。
体にはいいんだろうけど、辛いのはちょっと……という方は、皮を厚めにむいてやさしくおろすとよい。また、大根は50度を超えると急激に甘くなるので、おろす前に少し加熱してあげると、甘みの強い大根おろしを作ることができる。
最近では、さまざまなおろし器(金)が販売されており、各おろし器(金)によって食感や風味が驚くほど変わるので、自分好みのものを探してみるのもよいだろう。
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