就とは、人名である。
人名
漢字として
- 意味
- 成就する、就任する、始める、就業する、終える、もし、すなわち、ついに、よく、ついて、という意味がある。
- 〔説文解字・巻五〕には「高きなり」とある。〔広韻〕には「成なり、迎なり、即なり」とある。
- 字形
- 京+尤の会意。
- 〔説文〕は「尤、凡に異なるなり」とし、〔説文繫伝〕は、ほかと比べて高い所に人が就くという解説をしている。
- 白川静は、京は京観を表す字、尤を犬の犠牲として、京観の完成のときに犬牲を用い、そこから成就の意味があるとしている。他に、京+人の会意で、洪水のあったとき高い場所に人が就いたとする説、尤声の形声説がある。
- 音訓
- 音読みはシュウ(漢音)、ジュ(呉音)、訓読みは、なる、なす、つく、つける。名のりに、ゆき、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 就を声符とする漢字には、僦、蹴、鷲などがある。
- 語彙
- 就位・就学・就業・就職・就寝・就任・就中
異体字
関連項目
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