担単語

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担（儋、擔）とは、担ぐ、担うという意味の漢字である。また以下のことを表す。

• 担（擔） - 東アジアの荷物や重さの単位
  • 延喜式では人ひとりが担ぐ荷物の量
  • 中国語圏の尺貫法では100斤。市制だと50kg、台制だと60kg
• 担 - 担当の略。例：MOF担

人名

中国語圏に儋姓があり、また名前にも使われる。

• 儋括（? - ?） - 周の霊王の甥
• 田儋（? - 前208年） - 秦末の武将

漢字として

担は新字体で、旧字体は擔。また擔とは別に担という漢字がある。それぞれについて説明する。

担・擔

意味

肩に荷を担ぐ、役割をになう、引き受ける、責任、荷物、（聸と通じて）たす、たすける、という意味がある。

〔説文解字〕の本字は儋で、〔説文・巻八〕に「何（にな）ふなり」とある。肩にかつぐのが担、背中にかつぐのが負。擔は儋の俗字。

字形

形声で声符は詹。担の声符は旦。

音訓

音読みはタン（漢音、呉音）、訓読みは、になう、かつぐ。

規格・区分

担は常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

担架・担石・担当・担任・担保

異体字

• 擔は、旧字体。JIS X 0213第二水準。常用漢字表に参考字体として載っている。擔の簡体字も担。
• 儋は、〔説文〕の本字。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
• 𥣲は、〔五音篇海〕にある異体字。
• 𧭃は、〔集韻〕に「亦た𧭃と作す」ある異体字。

担

意味

1. （笡と通じて）払う、撃つ。〔玉篇〕に「拂ふなり」とある。
2. （揭と通じて）高く上げる

音訓

音読みは、1.の場合、タン（漢音、呉音）、2.の場合、ケツ（漢音）。

関連項目

• 海外の姓名の一覧