月の女神 エルザェムとは、「発音してみろ」である。
概要
遊戯王OCGに登場する通常モンスター。遊戯王OCG最初期の構築済みデッキ、「STARTER BOX」（1999年3月18日発売）で登場。
通常モンスター
※「STARTER BOX」収録のカードによる
星3/光属性/天使族/攻撃力 750/守備力 1100
月を守護するきれいな女神。
月あかりのカーテンで攻撃を防ぐ。
ステータスは最初期に多くいたよくある通常モンスターの値。「月あかりのカーテン」ではこの程度が限界のようだ。
攻撃力が低いので、「リミット・リバース」、「タンホイザーゲート」などのサポートを受けられたり、「落とし穴」に引っかからない利点がある。また、「シャインエンジェル」、「コーリング・ノヴァ」などのリクルーターにも対応しているほか、通常モンスターなので「オーバーリミット」、「魔の試着部屋」、「ナチュラル・チューン」など、多数のサポートカードの恩恵を受けられる。
天使族なので「神光の宣告者」の効果コストにでき、レベルが6の約数なので「高等儀式術」での儀式召喚にも使いやすい。「闇の量産工場」で回収も可能。
しかし、一番の問題は、それらのサポート相手としてもっとほかに適任がいることが多いということだろうか。特にレベル・種族・属性が同じで攻撃力が1000の「封印の鎖」は、サポートカードの面での差別化も難しい。しいて言えば「落とし穴」にかからないことだが、それだけである。
とはいっても、750も1000も戦闘での活躍が期待できない数値であることに変わりはないので、この程度ならば好みの問題だろう。
ヴァリュアブルブックによれば、「月の使者」はこのエルザェムに使えているらしい。使者の方がレベルと攻撃力が高いが、女神に仕えるものとしてそれくらいの力は必要なのだろう。
ちなみにこのカードの守備力は「月読命」の攻撃力と同じ数値。そのため、裏側守備表示にされても「月読命」には破壊されない。
「月明かりの乙女」とは色違いの関係にある（OCGの登場はこちらの方が早い）。向こうは魔法使い族で、このカードより攻守が高い。ちなみに、向こうのテキストには「月に守護されている～」とある。
切り株のようなものに座っており、手元には小さな三日月がある。ここから月あかりのカーテンを放つのであろうか。
カード名が異様に宣言しにくい。どうやって発音するかはこれを作ったコナミ（遊戯王OCG事務局）に訊くしかない。どうしても発音したいなら「エルザエム」と発音するしかないと思われるが……。
何気に海外未発売カード。（実物の）エルザェム様の姿が拝めるのは日本版だけ！ということだろう。
一応、遊戯王オンラインなどのゲーム作品では「Lunar Queen Elzaim」という英語名が存在する。また、ゲーム作品ではイラストの服がピンクに変わるイラスト修正を受けている。
一度も再録されず現在は絶版。その希少価値は、少なくとも下手なレアカードよりは高い。
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関連項目
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