本格的謁見ゲーム Caesarとは、歪みねぇ謁見を成功させるためのゲイムである。
ゲイ要
1988年にナウイムスコ社から発売されたアーケード用ゲイムで、後にメガCD用ソフトとして移植されている。
他社の謁見ゲイムと比べると飛びぬけて良質なグラフィックを持ち、実際の謁見映像を加工して使用するなど手間隙がかけられている。
また、特筆すべきことはシーザーサラダという飛び道具の存在によって生み出されるゲイム性の高さである。
従来の謁見ゲイムにおいてワンミスとなる条件は
「王に近づきすぎてひざまずく前に衛兵に攻撃されてしまう」
「謁見位置が遠すぎひざまずいた時に王の怒りを買う」
「時間をかけすぎひざまずく前に王の怒りを買う」
これら３種類であり、「ひざまずく」コマンドは単なるステージクリアのための要素にすぎなかった。
しかし、本作では超スピードで飛来するシーザーサラダを結構すぐ避けなければならないため、謁見時以外での「ひざまずく」の使用が不可欠となる。
即ち「横」の戦いで成り立っていた謁見ゲイムに「縦」の概念が付加されたのである。
これは当時マンネリ化に悩んでいた謁見ゲイム業界において非常に革新的なことだった。
新境地を開拓した本作は謁見ゲイマーから非常に高い評価を得ることとなり、謁見ゲイムが市場からほぼ絶滅した今日でも金字塔として本作の名が挙がることは少なくない。
ただ、惜しむらくは1プレイ3クレジットという救いはない価格設定と、前述した高度なグラフィックを実現するために用意された高額な基盤だった。
その収益率の悪さから本作は完成度に反して商業上の惨敗を喫し、皮肉にも謁見ゲイムというジャンル自体の衰退を招いてしまう。
謁見ゲイムの金字塔は同時に疫病神でもあったのだろう、仕方ないね。
ニコニコ動画では洋ゲイとして2008年の糞晦日に動画がアップされて以来、ナウイゲイムとして注目を浴びることになる。
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