甕(かめ)とは、陶製・金属製の口が広く底が深い腹のゆったりとした容器である。貯蔵や運搬などに用いる。瓶(かめ)とも書く。
漢字として
甕
- Unicode
- U+7515
- JIS X 0213
- 1-65-17
- 部首
- 瓦部
- 画数
- 18画
- 意味
- かめ、土器のかめ、釣瓶、という意味がある。
- 〔説文解字〕には瓮の字が載っていて「罌なり」とある。瓮について〔揚子・方言〕に、甖の大なるものを「關よりして東、趙魏の郊、之れを瓮と謂ふ。或ひは之れを甖と謂ふ」とある。
- 字形
- 形声で声符は雍。
- 音訓
- 音読みは、ヨウ、オウ、ウ、訓読みは、かめ、みか、もたい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 甕菜・甕城・甕頭・甕天蠡海・甕牖
異体字
- 瓮は〔説文〕にあって、〔集韻〕に甕と同じとある字。JIS X 0213第二水準。形声で声符は公。
- 𤮲は、〔正字通〕が甕の本字とする字。雝は雍の初文とされる字である。
- 𦉥は、甕と同じともされる字。〔説文〕には別の字として載っている。
- 甕、罋の簡体字は瓮。
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