概要
1945年に秋葉原で創業。以後、秋葉原電気街の中心的存在として長年営業を続けた。店舗は秋葉原だけに飽き足らず関東一円(横浜・柏・成田・上尾・久喜・水戸・つくば…など)と新潟県に出店したが、多店舗展開は同業他社に比べ遅れをとった。
2006年にエディオングループと資本提携を結び、2008年に子会社化、2009年にはエイデンが石丸電気グループ全体を吸収し、法人としての石丸電気は消滅した。
また、ブランドとしての石丸電気も2009年に「ishimaru」(イシマル)と改称された。
2010年よりエディオンの関東地区向けの店舗ブランドとなり、名前だけでも存続したと思われたが、エディオンのストアブランド統一で2012年9月15日に全店舗「エディオン」となり完全消滅した。併せて、それまで使えた石丸ポイントカードもエディオンのものに切替が必要となった。
ちなみに、名古屋の「エイデン」、京阪神の「ミドリ電化」、西日本の「デオデオ」も同様に一部フランチャイズ店舗を除きエディオンへと移行した。
石丸電気の象徴でもあった秋葉原の店舗群は、エディオン傘下以後「創業以来のリニューアル」を施すも閉店による規模縮小が進み、2021年現在は1号店だった「エディオンAKIBA」を残すのみである。
名物テレビCM
かつては関東ローカルをテレビCMも大量に流していたのでも有名。歌詞中の「電気のことなら石丸電気♪」が広く知られていた。
どのバージョンでも「エスカレーターを使用する家族」というカットが挿入されていたが、これは秋葉原電気街の家電量販店で初めて店舗にエスカレーターを設置したのが石丸電気であったため、これを宣伝する意図があった。
なお、かつて新潟県新潟市に存在した新潟店でも独自のテレビCMを放送していた。
イベントスペース
店舗の最上階2フロアにライブ会場さながらのイベントスペースを持ち、アイドルの聖地とされていた時期もある。その店舗が閉店する際には、様々な無料イベントが企画されていたものの、東日本大震災の直後ということもあり、全公演が中止された。
蛇足であるが、そのイベントスペースを擁した店舗は、現在秋葉原2店舗目のカラオケパセラ「パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメント」になっており、イベントスペースは取り壊さずに活用されている。使用しているのは、アイドルグループ「アリス十番」とその妹分「スチームガールズ」で、常設劇場となり、公演が毎日行われている。まるで某AKBに対抗しているかのようだ。
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関連項目
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