箕とは、穀物の殻や塵を吹き飛ばすための竹で編んだ道具である。近年ではプラスチック製のものもある。
穀物を載せ上に振り上げて、軽い籾殻などは吹き飛ばし、より重い穀物は箕で再びキャッチすることで選別を行う。またちりとりなどとしても使う。
その他の意味
関連商品
漢字として
箕
- Unicode
- U+7B95
- JIS X 0213
- 1-44-7
- 部首
- 竹部
- 画数
- 14画
- 意味
- み、みぼし、両足を投げ出して座る、という意味がある。
- 〔説文解字・巻五〕に「簸なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は其。箕の初文は其。其は箕の象形で、代名詞の意味などで使うようになったので、其に竹を加えて箕が作られた。
- 〔説文〕には其の字は載っておらず、箕を「竹、𠀠に從ふ。象形。丌、其の下なり」と象形としている。
- 音訓
- 音読みは、キ(漢音)、訓読みは、み、みぼし。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。
- 部首
- 箕は〔説文〕では部首である。ほかに簸を収める。
- 語彙
- 箕裘・箕踞・箕箒
異体字
- 𠀠は、〔説文〕に「古文の箕、省す」とある古文。
- 𠷛は、〔説文〕や〔集韻〕にある古文。
- 𠔛は、〔康熙字典〕が引く〔説文〕が古文とする字。
- 𠔋は、〔説文〕や〔集韻〕にある古文。
- 𠔝は、〔説文〕にある籀文。
- 𠥩は、〔説文〕にある籀文。
- 𠥊は、〔篇海〕にある籀文。
- 𠀮は、〔字彙補〕にある籀文。
- 𠔐は、〔字彙補〕にある籀文。
- 𠴩は、〔篇海〕にある古文。
- 𡿸は、〔字彙補〕にある古文。
- 𥫚は、〔字彙補〕にある古文。
- 𥫶は、〔集韻〕にある古文。
- 䇧は、〔玉篇〕にある古文。
- 𦋊は、〔玉篇〕にある古文。
- 𠵶は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
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