絶とは、非常に優れたもの、絶句、などをいう言葉である。
漢字として
絶
- Unicode
- U+7D76
- JIS X 0213
- 1-32-68
- 部首
- 糸部
- 画数
- 12画
- 意味
- 旧字は絕。
- 絶つ、糸が切れる、断絶、滅ぶ、無くなる、尽きる、死ぬ、終わる、拒む、極めて、微塵もない、抜きん出る、言葉にできない、渡る、横切る、隔たる、過ぎる、絶句、という意味がある。〔説文解字〕には「𣃔絲なり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 糸+刀+卩の会意とする説、刀+糸の会意字で声符が卩とする説、色声の形声とする説がある。
- 甲骨文・金文では、〔説文〕に載る古文である𢇍の字が使われている。𢇍の字形について〔説文〕に「連ならざる體に象る。二絲を絕つなり」とある。絲に横線を加えて絶つという形。
- 音訓
- 音読みはゼツ、セツ、ゼチ、訓読みは、たえる、たつ、たやす。
- 規格・区分
- 絶は常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。 JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 絶を声符とする漢字には、蕝などがある。
- 語彙
- 絶異・絶意・絶域・絶影・絶海・絶技・絶叫・絶境・絶後・絶景・絶交・絶好・絶賛・絶勝・絶唱・絶食・絶息・絶大・絶対・絶体絶命・絶長補短・絶頂・絶倒・絶版・絶美・絶筆・絶品・絶壁・絶望・絶妙・絶無・絶命・絶滅・絶倫・絶麗
異体字
- 𢇍は、〔説文〕にある古文。
- 𠤉は、〔字彙補〕にある古文。
- 𢇑は、〔餘文〕にある異体字。
- 㔃は、〔韻會〕にその本字は絕である、とある字。
- 𢴭は、〔集韻〕に絕と同じとある異体字。
- 撧は、〔康煕字典〕に𢴭の異体とある字。折る、掻くという意味でも使われる。
- 簡体字は绝 。
関連項目
- 糸色
- 2
- 0pt
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