連絡網とは、
概要
学校から発せられる情報を、各家庭に対して電話で伝えていく方法のこと。特に台風などによる休校といった場面でよく使用される。ただし現在はほとんど行われておらず、代わりにメール配信やアプリ等が活用されている。
学級担任を起点として、各家庭に2~4列程度に分岐して家庭から家庭へと順々に伝言ゲーム式に伝えられていく。学級担任から直接伝えられた情報をさらに枝分かれして2つ以上の家庭に伝える、「班長」の家が指定されることもある。この情報伝達のために、かつては「連絡網」という紙も配布されており、電話の近くにある家の壁に貼られている場合もあった。
もし次の人につながらなかった場合は、そのさらに次の人に飛ばして連絡をするという対応がとられることが多かった。それ以降にかけ直してもつながらない場合は担任と相談する場合もあったようだ。
平成中期までは多くの学校で見られたが、2010年代以降には携帯電話を利用したメール配信やアプリなどのサービスが浸透したため、紙で「連絡網」を配布することはほとんど無くなってきている。紙の連絡網には固定電話を中心として、そのクラスに所属する生徒の各家庭の電話番号が全て掲載されていたが、個人情報の観点からも望ましくないため廃止が進んでいった。
なお、代替サービスであるメール配信やアプリなどを指して「連絡網」と呼ぶ場合もある(これは学校によると思われる)。また、企業では「緊急連絡網」として学校の連絡網のような仕組みが残っている場合もあるが、これも専用のアプリ等に切り替わりつつある。
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