概要
1931年1月3日石川県生まれ。六人兄弟の末っ子かつ三男にあたるため「六三郎」と名付けられた。
実家は漆器取扱店だったが、道場自身がじっとしている仕事は向いてないという性格だったため、17歳で知人の魚屋を手伝うようになり、そこで初めて包丁を握ることとなった。
その後19歳で和食の料理界へ足を踏み入れ、ホテルやいくつかの料亭を渡り歩き1971年に独立。後に銀座に「ろくさん亭」を開店。当時としては珍しく、ビルの最上階に店舗を構えた。
「食材に国境なし」と明言して、通常和食には使用しない食材や和食には取り入れない手法を用いる等、それまでの和食の既成概念にとらわれない自由な発想の料理を生み出していった。
1993年に「料理の鉄人」の初代和の鉄人に抜擢され、その勝率から「最強の鉄人」と言われるも、高齢を理由に1996年に鉄人を引退。引退後も特番等でキッチンスタジアムで度々調理した。調理前の「お品書き」が有名だった。
これまでの功績を讃えられ、2005年には現代の名工として厚生労働省から表彰されたり、翌年2006年には園遊会に招かれて平成天皇から声をかけられた。さらにその翌年の2007年には旭日小綬章を受章。
2020年からはYou Tubeにて「鉄人の台所」というチャンネルを開設し、ユーチューバーとしても活躍。家庭でも作れるレシピを動画で紹介している。
2023年に御歳92歳を迎えたが、今もなお現役料理人として活躍中である。
関連動画
関連項目
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