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鉄拳デビルverとは、2012年1月に山佐から発売された鉄拳2ndのスペック違いのパチスロである。
概要
簡単に言うと鉄拳2ndのART特化タイプの台で、鉄拳2ndが『ボーナスとART半々でコインを増やしていくタイプ』に対してデビルverはボーナス非搭載で『ARTのみでコインを増やしていくタイプ』となっている。
2ndでプレミアムART扱いだったDEVIL RUSHをメインARTとし、1セット50G固定で純増3.0枚となっている（2ndでは1セット10G～50Gで、純増1.7枚）。
本機の最大の特徴は出玉増加スピードの速さで、1セット50Gで純増3.0枚というのは発売当時は業界史上最速であり、しかも準備状態が無く即発動となり、大量ストックを獲得すれば万枚出すのに4、5時間ほどしかかからないとも言われている。
さらに、全設定共通1/8192のプレミアムデビルフリーズを引けば、0G連で5セット+6セット以降は継続率80%に当選し続ける限りセット上乗せを行う『プレミアム鉄拳アタック』に突入し、運が良ければ大量ストックを獲得することができる。
これら以外にも、ART中のスイカ当選時の5%～50%で突入する、最大継続率80%の抽選に漏れるまで毎ゲーム上乗せが行われる1G連上乗せゾーン『頭突きコンボチャンス』なども存在する。
このように当たった時は物凄いが、反面吸い込みがキツい。
通常時は1/2.2の確率でリプレイが揃うため1000円あたり平均34Gとコイン持ちは悪くはないが、高いリプレイ確率の代わりにメダル払い出し皆無に近い（通常時の払い出しではスイカの3枚が最高で、他は1枚役がメイン）。
実は本機のDEVIL RUSHは公式サイトにはART（アシストリプレイタイム）と言われているが、実際はAT（アシストタイム）である。
通常時で1/2.0で成立する『ハズレ』は、普通のART機とは異なり、全て内部的には押し順ベルが成立している。
左第一停止から始まる押し順ベルが本機には存在しないため通常時は揃えることができないが、DEVIL RUSHに突入することで通常時のハズレに全て押し順ナビが表示され、ベルを揃えることが可能。
リプレイの確率は1/2.2と元々高く、リプレイ確率を上げる必要が無いため、準備状態が無く即発動と言われているのはこのためである。
この『通常時のリプレイ確率が高く、ラッシュ中にのみベルが揃う』というシステムは、2012年後半から出始めているAT機の先駆けと言っても良いのかもしれない（ただし現在のAT機とはラッシュの当選契機が全く異なる）。
さらに、前述した1/8192のデビルフリーズを引けなければ設定6でも勝てないという最大の問題点があるため、生半可な覚悟で打つのは危険。
しかしこれらの壁を乗り越えてフリーズを引き当て、大量獲得した時の爽快感はたまらないので、一撃力を楽しむギャンブル台として割り切って打った方が良い。
1/8192のプレミアム役が存在するART機としてはミリオンゴッド～神々の系譜～と似ているが、ゴッドが『コイン持ちは最悪だが、1/8192を引かなくてもなんとかなる』に対し、デビルverは『コイン持ちは良いが、勝利には1/8192の力が必要』と言ったところか。
2013年8月現在、本機は撤去されている傾向にあるため、打ちたい方は早めに打つことを勧める。
「地元のホールの20スロにあったのに、新台入替で5スロに移動されていた」ということはザラなので、ご利用はお早目に。
なお筆者の地元では緑ドン3やAKBの導入に伴い5スロからも撤去されました。
プレミアムデビルフリーズ
本機最大の特徴であり、勝利のためには欠かせない要素。
全設定共通1/8192で成立するプレミア役で、成立役は紫7揃いリプレイ。
レバーオンで時折発生するリバースロックが3段階まで発動するとリールが逆回転し、プレミアムデビルフリーズ発生。また、確率は低いがレバーオンした瞬間にフリーズするパターンも存在するが、出玉に差異はない（レバーオンフリーズ確率は1/32768）。
フリーズ演出後にリールが動きだしたら順押しorはさみ押しで紫7を揃えるとプレミアム鉄拳アタックが発動。
「レバーを叩け！」の文字が画面に表示され、レバーを叩くと0G連で7が揃い、最低5回までは上乗せが保障される。
6回目以降は内部的に継続率が80%になり、その抽選に漏れるまで7が揃いまくる。
紫7で1つ、白7で2つストックされ、終わったと思ったらリールが再変動して上乗せするパターンもある（再変動は2つストックが確定）。
なお、ART中にプレミアムデビルフリーズを引いた場合は、鉄拳アタック終了後は超高確モードへの移行が確定するため、ここでスイカを引けばチャンス。
頭突きコンボチャンス
ART中のスイカ入賞時の一部で突入する1G連上乗せゾーンで、プレミアムデビルフリーズの次に重要な連荘要素。
スイカ入賞時の頭突きコンボチャンス当選率はART中のモードによって異なり、通常モードで5%、高確モードで10%、超高確モードで50%の確率で突入する。
継続率は50%,60%,70%,80%の4種類で、大抵は前者の2つが選ばれるため、折角突入しても1,2回で終わることも珍しくないが、超高確モードでの突入は継続率80%が確定する。
また、プレミアムデビルフリーズと同じ全設定共通1/8192で成立するプレミア役の中段チェリーをART中に引いた場合はモードに関係なく頭突きコンボチャンス突入が確定し、さらに継続率80%が確定するため、ART中はフリーズを引けなくても中段チェリーを引けば大勝利に繋がる可能性があるので、期待しよう。
※ただしこの中段チェリー、デビルバトル（継続バトル）中に成立すると頭突きコンボチャンスには突入せず、普通のストック上乗せ（複数ストックの可能性あり）になってしまうため注意しよう。
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