概要
鼻から垂れてきた鼻水(鼻汁)が、空気(鼻息)が中に入り込むことで気泡となり、やがて風船ガムを膨らませるように鼻水が膨張していく。そんな様子を、提灯に例えて「鼻ちょうちん(鼻提灯)」と表現された。
鼻腔の中に粘度の濃い粘つく鼻水が分泌され、なおかつ鼻の通りが良い場合に見られる現象で、基本的に鼻炎などの病気を患っている人ならともかく現実で見られる事は無いに等しいため、専らフィクション作品の中で見受けられるものであると思われる。
また「提灯」という呼ばれ方ではあるが、見た目は提灯というよりはシャボン玉や風船ガムに近く、寝ている人が呼吸する様に合わせて膨らんだり萎んだりするのが特徴。そして、鼻ちょうちんが割れると鼻笛が鳴ったり、居眠り中の人物であれば鼻ちょうちんを割られるとビックリして目を覚ますのもお約束。
逆に現実だと鼻ちょうちんを作ろうとしてもせいぜい小さな気泡が出来上がるのが関の山と思われ、時にイクラや数の子のようにプチプチと量産されるケースもあるが、どちらにしても萌え要素など欠片も見えないような状態となっているだろう。睡眠中に鼻ちょうちんが出来上がること自体、偶然の産物に近いためリアルに見る事があればそっとしておいてあげよう。
創作作品では睡眠中(居眠り中)の人物が、(目を閉じたままにしているのでも死んでいるのでもなく)寝入っている最中である事を示すために鼻ちょうちんが描かれる傾向にある。もっとも鼻ちょうちん自体ギャグ的な要素が強いものであるため、シリアスな場面や作品で用いられる事はまず無く、おバカキャラやほんわかしたキャラクターに用いられることが多い。しかし眠っている人であれば性別や年齢を問わずに幅広く使える萌え要素でもあるため、時折シリアスなキャラクターも寝ながら鼻ちょうちんを膨らませる事で空気を微笑ましいものに変えてくれる事すらある。
また、一部の作品では眠っている動物にも鼻ちょうちんが使われる場合もある他、凄いものになると鼻ちょうちんをシャボン玉のように複数生成して空中に飛ばしたりしているというケースも。
もし近くで、目を開けたまま鼻ちょうちんを膨らませている人を見たら?その時は・・・
関連動画
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt