1D100とは主にクトゥルフ神話TRPGにて用いられる死の宣告である。
概要
クトゥルフ神話TRPGには特徴的なシステムとしてSAN値(sanity-:〔精神・考え方・判断などの〕健全さを示すパラメータ)があり、これが0になると(あるいは0に近くなると)たとえ肉体的には健常であったとしても死に至る。
SAN値の説明は当該の項目に譲るが、これが一度に減少しすぎるとキャラクターは狂気に陥ってしまい、ただの行動不能ペナルティはもちろんのこと、さらに様々な悪影響をチーム全体にもたらすためクトゥルフ神話TRPGではもっとも忌避すべきものである。
減少する値は様々であるが、おおよそ序盤は小出しに、そしてシナリオに深く関わる経緯で徐々に削られていく。そうして、シナリオボスの背後に見え隠れする宇宙的事象をむやみに探ろうとすると、…SANチェックに失敗した場合には減少値1D100がつきつけられ、出目次第ではキャラクターロストとなるのである。
そういうことから1D100とはシナリオから通告される死の宣告と同義であることが多い。
死の宣告以外の1D100
そもそも1D100とは、「100面ダイスを1つ振る」「1から100までの数値をランダムに得る」の意味。
シナリオ作成時には想定していなかったキャラクターのパラメータを雑に決める場合に1D100が用いられることも多い。 例えば、プレイヤーがいきなり「武器屋のオヤジに腕相撲で勝ったら安くしてください」などと言い出して 急に武器屋のオヤジの腕相撲能力を決定する必要が出てきたりするのである。
また、ゲームのみならず通常生活において1D100が用いられることもある。 100件の選択肢を用意し、「絵のお題」「料理の献立」などをランダムに結果を得るために使用していることもしばしばみられる。
ニコニコ動画において
ニコニコ動画においてはやはりクトゥルフ神話TRPGの動画に用いられることが多い。特に神性・邪神に遭遇したパートなどにタグ付けされている。 また、邪神をモチーフとした楽曲・絵画・創作物の紹介動画にも用いられる。
そのほか、クトゥルフ神話TRPGと直接の関係がなくとも、視聴者の理解が及ばない動画や嫌悪感マシマシのものに添えられていることもある。
関連項目
- 2
- 0pt