概要
交流区間に投入された形式で、需要の減少により余剰となっていた581系・583系を改造した車両。地方の交流区間において電車による高頻度運転を行うには車両数が足りなかったが、当時の国鉄に車両を大量新製する余力も無かった為に行われた魔改造施策でもある。
0番台と1000番台の2タイプが投入され、前者は九州の長崎地区に、後者は東北の仙台地区に投入された。
種車である581系・583系が元々特急型である事もありいくら改造したとはいえ近郊型電車としては使用勝手がいいとは言えない車両であったが、正式な交流近郊型電車投入までの繋ぎという意味合いもあってか1990年代に本形式を継承したJR東日本とJR九州で後継車両が投入されると早々に廃車された。置き換えるお金がなくつい最近まで運用に就いていたどこぞの419系とは大違いである
番台
0番台
長崎本線と佐世保線に投入された区分で、4両1編成計12本が組成され南福岡電車区に配備された。民営化に伴いJR九州に継承されると車体塗装が変更されるなどした他、さらなる改造も行われた。
後継の813系に置き換えられ廃車となっているが、1両だけ九州鉄道記念館に形式名と塗装だけを種車の581系に戻したうえで保存されているものがある(内装は・・・お察しください)。
1000番台
仙台地区に投入された区分で、0番台同様に4両で1編成を組んだ。最終的に計15本が投入されている。投入当時の塗装は0番台と同様であったが、のちに塗装変更が行われている。
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