日本国有鉄道とは、かつて存在した鉄道事業者である。略称は国鉄またはJNR(Japanese National Rail Ways)。
概要
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当時の運輸省鉄道総局が行っていた鉄道事業を引き継ぐ形で1949年6月1日に発足した政府が100%出資する公共事業体であった。かつて存在した三公社五現業のひとつでもある。東海道新幹線の開業以降赤字となったが、新幹線そのものは好調であった。赤字を解消するために不採算路線を廃止するなどそれなりの努力をしたものの、1981年の第二次臨時行政調査会(いわゆる土光臨調)の三公社(電電公社・専売公社、そして国鉄)の民営化答申をきっかけに1987年4月1日に分割民営化されJRグループ7社が発足した。享年38歳。
但し、分割民営化後もなぜか中国地方のとある県では民営化されておらず、良くガムテープで補修したりしている模様である。 → 詳細は「國鐵廣嶋」を参照の事。
なお、かつてはプロ野球チーム「国鉄スワローズ」が存在していた(現:東京ヤクルトスワローズ)。この名は球団発足当時の唯一の特急「つばめ」にちなんでいる(*現在つばめ号は九州新幹線で活躍中)
国鉄時代の名車(在来線・貨物)
国鉄時代の名車(新幹線)
キャンペーン
鉄道監督官庁の変遷(昭和以降)
鉄道省(大正・昭和)→運輸通信省鉄道総局→運輸省鉄道総局→運輸省鉄道監督局(国有鉄道部・民営鉄道部)(1949年6月1日~1991年6月30日(?))→運輸省鉄道局(1991年7月1日~2001年1月5日)→国土交通省鉄道局(現在)
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関連コミュニティ
関連項目
分割で生まれた12の承継法人、およびその後継組織
- JR北海道
- JR東日本
- JR東海
- JR西日本
- JR四国
- JR九州
- JR貨物
- JR総研
- JRシステム(鉄道情報システム株式会社)
- 日本テレコム(鉄道通信株式会社の継承組織)
- 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(新幹線鉄道保有機構、および日本国有鉄道清算事業団の継承組織)
その他の関連項目
- 國鐵廣島
- 國鐵金澤
- 国鉄G対策センター
- 日本鉄道建設公団
- 青函連絡船
- 十河信二
- 島秀雄
- サンロクトオ
- 国鉄戦後五大事故
- 鉄道事業者・路線一覧
- 鉄道車両一覧
- 鉄道列車名一覧
- 現業
- 酷鉄
- マル生運動 - 1970年~1971年の国鉄当局の運動。不当労働行為が発生し当局が陳謝し労組が勢いづいた
- 順法闘争 - 1970年代国鉄労組の得意技。利用客の不信を買った
- アジ電車 - 1970年代国鉄労組の得意技。スローガン電車ともいう。ビラ貼り闘争の一種である
- スト権スト - 1975年冬の国鉄労組による長期ストライキ。労組の敗北に終わった
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