AGPとは、
- Accelerated Graphics Port …ビデオカードとマザーボードを接続する規格。本記事で記載。
- アーマーガールズプロジェクト …バンダイスピリッツが販売しているアクションフィギュアシリーズ。
概要
1996年にAGP 1.0が策定され、以来10年近くに亘ってミドル-ハイエンドのグラフィックスカード市場で流通していた。98年5月にAGP 2.0、02年9月にAGP 3.0へとバージョン更新され、最大で2.13GB/sの転送速度(AGP 8x時)まで対応した。
AGPには幾つかの拡張規格が存在し、公式のものではAGP Proおよび64bit AGPが、独自規格としてはUltra-AGP、Ultra-AGPII、AGP Express、AGI、AGX、XGP、AGRなどがある。
元々は3DCG表示用のテクスチャデータをメインメモリに置いてAGPでビデオカードに随時転送するという用途を想定していたが、AGPはいつの時代でもビデオカード上のVRAMの数分の1の帯域しかなく、VRAMの容量もメインメモリを使う必要がないほど充実していた為、ゲームデベロッパーはVRAMの容量内にテクスチャを納める、シーン切り替え時に必要なテクスチャをロードする、といった工夫を行い、AGPのメリットはほとんど生かされることはなかった。[1]
接続規格は新しい規格であるPCI Expressに移行しており、AGPを使ったビデオカードはもう発売されていない。
関連項目
脚注
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