DD54とは、日本国有鉄道が製造した液体式ディーゼル機関車である。
概要
それまで製造していたDD51に代わり、軽量化と保守コスト・製造コストの削減の目的で開発、製造された。
本系列の特徴として、DD51が1000馬力のエンジン（DML61Z）を2機搭載していたのに対し、当時の西ドイツの技術を導入し製造された2000馬力のエンジン（DMP86）を1機搭載している点が挙げられる。
1966年から1971年にかけて40両が製造されたが、その高出力なエンジンが仇となり、エンジンの高出力に耐え切れなくなった推進軸が落下し線路に突き刺さり脱線する事故が3度発生した。[1]その後、対策工事を受けるも今度はエンジンや液体変速機の故障が頻発し、ひどい場合は西ドイツのメーカーに問い合わせないと修理すらまともに出来ないようなこともあったため、1976年から1978年にDD51に置き換えられ早々と廃車された。
この機関車は結果的に、
に続いて国鉄が製造した機関車にとって「54」は忌み数であることを図らずも示してしまう形となってしまった。
客車や気動車にとってはどうという数字ではないのだが。（Ex：32系・43系旧型客車の派生系列及びキハ54形）
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関連項目
脚注
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