※アラン・ケイが提唱するパソコンについては、「Dynabook」を参照してください。
dynabook(ダイナブック)とは、東芝が発売するパソコンのブランドである。
概要
1985年に、東芝はIBM-PC互換機としてT-1000を海外で発売、これが世界初のラップトップパソコンである。翌年にはHDD搭載のT-3100を発売し、これに日本語フォントや変換機能を追加したのがJ-3100である。
しかし、ラップトップ型ではB4~A3ほどの大きさで重量も7kg以上になり、持ち運べるものとは言えなかった。
1989年に、A4サイズまでに小型化、2.7kgにまで軽量化したJ-3100SSを発売、この愛称として「DynaBook」がネーミングされた。これが世界初のノートパソコンとなる。
DynaBookの商標については、もともとがアラン・ケイが提唱するパソコンの理想形であり、コンピューター業界からは異論も起こった。アメリカではすでに商標登録されたために使うことはできず、日本ではアスキーが商標を登録していたが、 商標権を購入してネーミングを行った。
1991年には独自のハードウェア追加を行わず、DOS/Vによるソフトウェアでの日本語処理になり、キーボードを除いて海外向けと同じ構成に変更された。
2003年からはロゴが改められ、「dynabook」となった。近年ではデスクトップパソコンにもつけられるようになった。
2012年現在、東芝は国内でのパソコンシェアでは第3位(ノートパソコンのみでは第1位)であるが、世界シェアにおける国内メーカーとしてはトップの位置(第5位)にいる。他の国内メーカーが日本のみでの販売に固執していたのに対し、東芝は早くから世界戦略を行ってきた結果ともいえる。
サブブランド
Qosmio(コスミオ)
REGZA PC
テレビやレコーダーのプランドである「REGZA」とのダブルネーミングで、液晶モニター一体型のデスクトップパソコンのみの販売。筐体にREGZAの技術を活かしている。
KIRA
薄型軽量を追求したUltrabook(ウルトラブック)のブランド。
Satellite
法人向けノートパソコンのブランド。海外ではdynabookに代わるメインブランドとして使用されている。
主なCMキャラクター
関連動画
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関連コミュニティ
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関連項目
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