ネーミングとは英単語namingのカタカナ表記であり、物事に名前をつけること、特にまだ名前のない新商品などに命名することを指す言葉である。
概要
日本語にすれば「命名」になるが、命名が人や物など全てのものに等しくつかわれるのに対し、「ネーミング」という言葉は人よりも何らかの物事に名前をつけることを表す嫌いがある。
一般の人がまだ名前のないものに新たに名前をつける機会は少ないが、ビジネスの世界では日々新しい商品やサービスが提供され、且つそれらのもつ「名前」の存在が売上や認知度を大きく左右することからネーミングは非常に重視されている。
それを端的に表すものとしては「ネーミングライツ」があげられる。ネーミングライツとは命名権のことであり、何らかの施設などに名前をつける権利を買うことで、宣伝活動に当てる行為である。近年の日本では野球をはじめとするスポーツの分野においてよく見られ、特に各スタジアムに対するネーミングライツが有名。企業にとってはその施設の建造費や維持費を負担せずに宣伝活動を行なうことができ、提供する側も命名権を売ることでそれらの費用に当てることができるなど両者の折り合いがつけば便利なものとなる。一方ネーミングライツは大抵期間契約なので、毎年施設の名前が変わって利用者が混乱するなどの弊害も考えられる。
身近なネーミング
ネーミングライツなど大金が動くような世界、あるいは赤ん坊が一生付き合っていくような命名などネーミングにはかなり重いイメージが付きまとうが、身近なネーミングとしてゲームの主人公などの名前変更機能を使ったネーミングがある。
RPGなどで主人公の名前が変更可能、あるいはドラゴンクエストのように主人公の名前が特に決められてない場合などはプレイヤーのネーミングセンスが問われる。
逆に、おかしな名前をつけてゲーム中のシリアスな場面とのギャップを楽しむこともできる。ぴったりはまるようなネーミングをすることができれば、より強い笑いを引き出せるだろう。
関連動画
関連項目
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