ipsとは、以下のものである。
- 国際検察局(International Prosecution Section)。極東国際軍事裁判の開廷に先立ち設置された準備及び事件起訴のための機関。1945年12月8日運用開始、1949年2月12日一般命令第3号により廃止。
- Instructions Per Second - 一秒毎に処理可能な命令の数。MIPSを参照。
- 侵入防止システム - コンピュータネットワークにおける不正アクセスの防御を行うシステム。
- IPS方式 - 日立製作所が開発した横電界駆動方式 (In Plane Switching) を採用した液晶パネル。
- The Graduate school of Information,Production and Systems - 早稲田大学大学院情報生産システム研究科(Information,Production and Systems)の略
- iPS細胞 - 人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells)
- 頭頂間溝 - 大脳の一部、頭頂葉にある脳溝(Intraparietal sulcus)
- IPS - 国際プラネタリウム協会(International Planetarium Society)
- IPS - かつて富士通が発売していたDTPシステムの名称
- Image Packaging System - OpenSolaris(OpenSolarisプロジェクトによって生まれたディストリビューションの一つ)で採用されているパッケージングシステムの略。
- Integrated Parking System - 三菱重工の都市改造システム立体機械式駐車場。
- International Patching System - ファイルの差分変更ファイル。
ここでは、International Patching Systemについて説明する。
概要
「International Patching System」(インターナショナル・パッチング・システム) の略で、ファイルの差分変更ファイル。ファイルの拡張子は、そのまま「*.ips」。2ファイル間を比較して、異なる部分の情報(書き換えるアドレス値と書き換える値のデータ)のみがIPSファイル内に記録されている。
元は、Amiga OS環境に存在した 「International Patching Standard」(インターナショナル・パッチング・スタンダード)というのが原型。提唱者は、ハッカーグループ Elitendo の DAX氏 と、ハッカーグループ ELITE の MCA氏。1992年頃(それ以前?)に提唱されたようで、歴史はかな~り古い。今のような常時接続や大容量ブロードバンド環境など皆無の時代に、必要最 小限度のデータをやり取りするのが目的で生み出された。
パッチの適用は、IPSパッチ当てツールを利用するのが一般的な手法。IPSパッチ当てツールは数多く存在するが、Windows版についてはM.K.S氏製作の国産ツール「WinIPS」というが日本では有名。この「WinIPS」は、適用とともにIPSパッチの作成機能も実装している。(参考ページ、Zophar's Domain: Patchers)
また、エミュレータ自体がIPSパッチの自動適用機能を実装している場合もあり、この場合はパッチ当てツールを用意する必要がない。これは、エミュレータのメモリ上でパッチが適用される形になるので、ファイル自体が実際に改変されないというような利点もある。
よく間違われているが、「ISP」ではない。
参照
関連項目
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