ニコニコ大百科

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暖かいある日の午後、になりーちゃんとにみっつちゃんが公園のベンチでおしゃべりをしていると、になりーちゃんのお手々に青くて小さな妖精さんが落ちてきました。
「ビックリさせてゴメンなさいね♪トんでるうちにイネムリしておっこちたみたい♪オワビにアタシたちのクニにツれていってあげる♪」

あっと思ったときには、もう２人とも一面の花畑にいました。
「ここが妖精さんの国？なんにも色がちゅいてないねえ」
「ヒトのコにはミえないだけで、とってもキレイなイロのセカイよ♪ホラ、アオのシュクフクをアゲる♪」
妖精さんが２人の額にキスをすると、お空に見たことがないくらい鮮やかな青い色がつきました。
「わあ、綺麗なお空。にみっつちゃんのお目目も、とっても綺麗」
「ありがとう、本当に綺麗な空ね。になりーの色が見えないのが残念だわ」
妖精さんはクスクス笑いました。
「アタシのナカマをサガしてゴランなさい♪みんなミつけたらゼンブのイロがミえるわよ♪」

お空を見上げたりお花をかき分けたりして探すと、お花の陰で別の妖精さんが眠っていました。
「起きて頂戴。あなたはどんな色を見せてくれるの？」
「ふわあ…アラ、ヒトのコじゃない？カワイイわね？このクニのコにピッタリだわ？」
「この国の子？になりーたち、遊びに来ただけだよ」
「いいえ♪ゼンブのイロがミえるようになったら、このクニのコになるのよ♪」
「ハナビラでオったドレスをキて、ハナビラのサトウづけをタべて、ずっとコドモのままでタノしくクらすのよ？」

「それは嫌！になりー、普通のお洋服でどろんこ遊びがちたいの。にみっつちゃんとちゅくったチョコやクッキーが食べたいの。いっちょに大人になって、になりーの力でにみっつちゃんとちあわせになりたいの」
「ありがとう。そうね、その通りだわ。この空のように晴れやかな色でになりーが見たいと思ったけれど、いつものになりーだって充分素敵だもの。妖精さん、ごめんなさい。帰らなくちゃ」
妖精さんたちはふくれっ面をして、２人のお手々を軽く叩きました。

気が付くと、２人は元の公園のベンチにいました。
「こっちの世界は、全部の色が見えて素敵ね」
「だけど、にみっつちゃんのお洋服は灰色のまんまだねえ。この色も、いちゅか見えるようになるのかな」
「私たちにはまだ見えていないだけかもしれないわ。どんな素敵な色なのかしら」
それから、２人はしっかりと手を繋いで、仲良くお家に帰りました。
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１０２４文字制限に呪われていました（白目

落ち
にとなりー

すこすこすこ

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