ニコニコ大百科

生き様が「兄貴」そのもの

至高の若本にして最高の漢
未だに俺の中でこれを超える兄貴は出ていない

「未練だぜ…」は不満タラタラなアルベルトに対して言ってるように見えたけどな

「未練だぜ…」には「悪いが俺は使命だけ果たして先に逝くぜ」ってのが込められてると思う
直前の「どうした…衝撃の…おまえも一緒に逝くか？」からの流れ

おお、いつのまにか兄貴の記事が。乙！

戴宗の中には「大作を支える者としての自分」と
「宿敵との決着を望む武人たる自分」が同居していて
前者は全うしたけれど後者を全うすることはできなかった
それが「未練」の正体だと思うよ
戴宗にとってはライバルとの頂上決戦だって大切なものだったんだろう

あしたのジョー的に言うなら「リングには世界一の男が俺を待ってるんだ」。
最強の男が自分を待っている、戦いを望んでいる。最高の舞台じゃないか。
男なら、いや漢なら、どうして挑まずにいられるだろう。

しかし戴宗は、人の手に抱えられるものには限りがあると知ってる男なんだろう
大作を支え守ること、宿敵と決着をつけること、その両方は叶えられぬと悟り
最高のリングを捨てて大作を支える使命を選んだ

己の選んだ道に後悔はない、しかし一抹の寂しさがあるとするなら
それは宿敵との不本意な決着、そういうことだろう

＞大作にとって熱い兄貴であり
戴宗は兄貴と言うより親のような感じだろ

てか、前々から思ってたけど戴宗って兄貴キャラというより大人として導くキャラだと思うんだが

北方版では晩年ダメ男化して酒をカッ食らうダメ親父になってて仲間からの粛清フラグ立ってたのに
最期はきっちりと決める所決めるという色々とずるい人だったな

>>6　大作にとっちゃそうだが　作品前半の鉄牛への絡み方とかはアニキだと思う
電磁ネットワイヤー作戦あたりから父親的役割も見えるけど、
鉄牛の呼び方がアニキだからかアニキイメージも強い。アニキも父親も、つまるところ導く男だなぁと

原作でも戴宗は普通に酒飲んでるんだよね。
あれは鉄牛を戒める為に仕組んだブラフだと思われ。

漫画版の方ではチンピラみたいになっていた兄貴ェ…
あといつの間にか死んでいた。

若本さんの演技が良かったな
衝撃のアルベルトとの決着よりも作戦を優先しての散りざまが格好いい
勝ったと思い得意になるアルベルトに血を吐きながらニヤリと笑いかけるシーンが大好き

未練だぜ・・・って太宗本人が未練じゃなくってアルベルトが決着に納得がいかないことに対してのセリフだと思うんですけど

作戦そのものは成功したから満足気に散ったものアルベルトとの決着は本人も未練が残ることになったんだろう

私も「未練だぜ」はアルベルトに対して「それは未練ってもんだぜアルベルト」というニュアンスで言ってると思いましたが。