あのよろしとは、以下を意味する言葉である。
本項ではこの両方を解説する。
花札の赤短(松〈1月〉・梅〈2月〉の5点札。桜〈3月〉は「みよしの」が普通)に書かれている日本語で、「あのよろし」と見える。
この、「の」に見える文字、正しくは「か」であり、『あかよろし』と読むのが正しい。ひらがなは漢字を崩して書いて作られるが、現代の我々が使っている「か」が「加」の字から作られているのに対し、この字は「可」を崩したものである(ちなみに「の」の元は「乃」)。本当は「一の」を縦に書いたような字(「一」部分が「可」の1画めに相当)なのだが(参考)、花札の絵で続け書きになっていると、この部分が「あ」の字の下側にくっついてしまっていることが多く(こんな感じ)、別の文字だと認識しにくい。
江戸時代までは、このような同じ音のひらがなが何種類もあったのだが、明治33年、学校で教えるひらがなを統一するため「小学校令施行規則」が出されて、一つの音に一つのひらがなが定められ、それ以外は「変体がな」とされた。それから100年以上経った今、学校で習わない変体がなはほとんど使われることがなくなり、一見『の』と誤読されているのが実情。
ちなみに、『あかよろし』は「実に素晴らしい」という意味。この場合の「あか」は「あきらかに」と同じ意味と考えるとわかりやすい。
某巨大掲示板の野球板において、投手が故障(怪我)などで戦線を離脱する意味で使われる。
元々は掲示板の削除文字列である「あぼーん」を使い、「○○選手があぼーんした」という表現をしていたが、この表現を忌み嫌うユーザーが多かったため代替として考案された。派生して選手が故障しがちな場合は「あのよろっている」等の表現がなされる。なお、語源について、なぜ「あのよろし」が使われたかは不明で、「あの(選手はそっとしておいた方が)よろし(いかと)」などの略称等の説がある。ちなみにこの表現は主に広島カープ関係のスレッドでよく使われるという噂があるが真偽は不明(赤いチームだから?)。
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最終更新:2024/04/25(木) 06:00
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