アルトゥール・ルリエ

アルトゥール・ルリエ / アルトゥール・ルリエー（1892～1966）とは、20世紀前半に活躍した、ロシア・アヴァンギャルドに属する作曲家である。
厳密にいえばルリエーと伸ばすのがロシア語の発音に近いが、フランスに亡命以降はルリエとフランス語風に名乗っているためそのように記載される。

概要

ペテルブルク音楽院に入学したが、伝統的な音楽に飽き足らず退学。アレクサンドル・スクリャービンに私淑し、ニコライ・ロスラヴェッツと同時期に無調・音列技法の影響を受けた音楽を発表して、ロシア・アヴァンギャルドの旗手となる。これを推し進めていった結果彼は未来主義にまで足を踏み入れてしまう。

ロシア革命後政府の音楽部門の指導者となるが、党と対立してベルリンに亡命。1924年にはパリに移り、イーゴリ・ストラヴィンスキーと親交を深めた。
その影響もあってか、作風は古代ビザンツや中世音楽の旋法的な手法による新古典主義に立ち戻り、1941年に渡米し、晩年はアメリカで過ごした。

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関連項目

• 作曲家一覧
• クラシック音楽
• ロシア・アヴァンギャルド
• アレクサンドル・スクリャービン
• ニコライ・ロスラヴェッツ
• イワン・ヴィシネグラツキー
• アレクサンドル・モソロフ
• ガヴリール・ポポフ