コンコルディア・フィナンシャルグループとは (コンコルディアフィナンシャルグループとは) [単語記事]

コンコルディア・フィナンシャルグループとは、東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー34階に本部・本社を構える金融機関の連合組織、およびそれを取りまとめる持株会社である。
略称はコンコルディアFG。

概要

2014年、横浜銀行・東日本銀行の2銀行が経営統合に合意。2016年、両銀行の株式を新会社に共同株式移転を行い合併が実施された。
これにより、総資産額は約18兆4000億円(2016年時点)を達成。ふくおかフィナンシャルグループ ※1(約18兆2000億円)を抜き、地方銀行グループ最大勢力と化した。今のところは。

※1 福岡銀行・熊本銀行・親和銀行の3連合。

なお、2019年に十八銀行(総資産額約2兆7000億円)がふくおかフィナンシャルグループに合流する予定であり、これにより残念ながらコンコルディア・フィナンシャルグループは第2位に転落する見通し。

合併後も横浜銀行・東日本銀行のブランドは存続する模様。

メンバー紹介

横浜銀行
本店所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい3-1-1
神奈川県内全域をテリトリーとする銀行。神奈川県民からは「浜銀(はまぎん)」の名で親しまれている。
地方銀行(第二地方銀行含む)単独では日本一の総資産額約15兆円を誇る。
1920年に発足した横浜興信銀行がその起源。その後、1927年に左右田銀行を、1928年に第二国立銀行を、1941年に足柄農商銀行・鎌倉銀行・相模銀行・秦野銀行・平塚江陽銀行・明和銀行を吸収合併していき段々と巨大化。そして1957年に現在の横浜銀行となった。
負け越し(=借金)の多くなるシーズンが多い横浜DeNAベイスターズが「白星を貸してくれる」として「横浜銀行」などとネタにされるが、もちろんこの横浜銀行とは何ら関係はない。そのベイスターズが借金状態で白星先行となる（特に上位チームからの勝ち星が増える）と「取り立て」「貸し剥がし」などと言われたりもする。最も本家横浜銀行もハマスタに広告を打っていたりはする。
東日本銀行
本店所在地：東京都中央区日本橋3-11-2
東京都内をメインテリトリーとしている銀行ではあるが、元々のテリトリーは茨城県。
一応東京都内の店舗が多いが、茨城県が発祥地ということもあり茨城県内には現在でもそれなりに支店数がある。
1924年に常盤無尽として発足し、1951年に相互銀行に転換。
1952年に本店を東京都内に移し東京都内をメインテリトリーにする戦略へと転換。これにより、事実上常陽銀行とのバトルを避けた格好となった。
1989年、相互銀行から普通銀行に転換し現在の東日本銀行となった。