ジュールとは、エネルギー、仕事、熱量、電気量の単位である。イギリスの物理学者ジェームス・プレスコット・ジュールが由来。
ジュールとは、SI単位系(メートル法)で定義されている単位である。表記はJ。質量1キログラムの物体を1ニュートンの力(N)でその力の方向に1メートル動かすときの仕事(N・m)と定義される。1J=1Nm。
また、1ボルト(V)の電圧の中で1クーロン(C)の電荷を動かすのに必要な仕事とも定義できる。1J=1CV。
1秒間に1ジュールの仕事が行われるときの仕事率が1ワット秒(W・s)である。1J=1Ws
ジュールは熱量も表す。同じく熱量を表すカロリー(cal)は水の温度変化を基準にしているため換算が必要となる。1J≒0.24cal。
単位の組み立ては、1J=kg・m2・s-2=1Nm。質量×速さの2乗、質量×移動距離×加速度、力×移動距離、といった計算をして算出する。
摩擦熱や電気抵抗による熱をジュール熱などと呼ぶことがある。
冒頭にあるとおり1J=1N×1mであるが、「N・m」(ニュートン・メートル)という表記は、慣例上力のモーメント(トルク)の単位として用いられるため、エネルギーの単位としては「ジュール」を優先することが推奨されている。
日本の計量法では、仕事・熱量・電気量の単位として、ジュールと共にワット秒(W・s、ジュールに等しい)、ワット時(=1600J)の使用が認められている。1ワット(W)は1秒間に1Jの仕事が行われるときの仕事率に一致する。よく見かける例として、電気代の請求書で電気の使用量として1キロワット秒(=1000J/s)の電力を1時間使ったときの電力量であるキロワット時(kW/h=1kJ/s×3600秒=3.6メガジュール)を見ることができる。請求書を見るときに、電気代だけでなく「どれくらいのエネルギーを使ったか」も意識してみるといいかもしれない。
掲示板
2 ななしのよっしん
2021/07/16(金) 00:40:08 ID: 8l312c7F+r
中学校の理科の時間にジュール熱キットでカップラーメン作りしたなあ
懐かしい
あと塩作って舐めたりチョコ食べながら人間の内臓を覚えたり宇宙食食べたりとにかく食べ物で体験することが多かった思い出
3 ななしのよっしん
2021/07/17(土) 09:43:58 ID: 2DZPw4DJ8s
基本的な単位なのにできたのめっちゃ最近の記事なのか
4 ななしのよっしん
2021/07/19(月) 18:01:46 ID: fYoutzwmGt
>>2
いい学校じゃないか
理科好きをたくさん産んだんじゃないか?
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最終更新:2024/12/25(水) 14:00
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