ジョニー吉長とは (ジョニーヨシナガとは) [単語記事]

概要

本名：吉長信喜(よしながのぶき)。1949年 3月21日生まれ。福岡県小倉市（現・北九州市小倉北区）出身。ドイツ系アメリカ人の父親と、日本人とアメリカ人のハーフの母親の間に私生児として産まれる。

1965年に神戸でブルースロックバンド「ザ・チェックメイツ」のボーカル（ジョニー・レイズリー名義）として加入、ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせる。その後上京し、1968年にジョー山中も在籍したバンド「カーニバルス」に加入。この時ドラムに転向する。(ジョニー・レイズ名義）

「カーニバルズ」の解散後、1972年に「イエロー」に加入(吉長信樹名義)。左とん平の「ヘイ・ユウ・ブルース」や泉谷しげる「眠れない夜」のレコーディングにドラムとして参加する。

1978年にはChar(竹中尚人)、ルイズルイス加部(加部正義)と共にバンド「JOHNNY,LOUIS&Char(後にレコード会社の移籍に伴いピンク・クラウドに改名)」を結成。同バンドは80年代を代表するスーパーバンドとして名を馳せる。

私生活では1980年に歌手の金子マリと結婚(1999年に離婚)、吉長本人は私生児で無戸籍だったことから、金子側の籍に入り、本名が「金子信喜」となる(離婚後に吉長姓に再改姓)。金子との間には二男をもうけ、息子はそれぞれドラマーの金子ノブアキとベーシストのKen Ken。

2000年代にはミュージシャン活動の傍ら、俳優・モデルとしても活動。2000年には月9系ドラマ「二千年の恋」に金城武の父親役として出演している。

2012年 6月4日、肺炎のため死去。63歳没。

その他エピソード

前述の通り、金子との間には二男をもうけているが、1969年に内縁関係だった飯野矢住代(元ミス・ユニバース日本代表、ジャニーズ事務所女性タレント第一号)との間に男児をもうけたものの、生後間もないうちに早世してしまった。男児は後に2人の本名（信喜と裕代）を掛け合わせ「信裕(のぶやす)」と名付けられ飯野の戸籍に刻まれた(当時吉長は無戸籍だったため)。