テリー・イーグルトン 単語

テリーイーグルトン

テリー・イーグルトン1943~)とは、イングランドの文芸評論家哲学者である。

概要

イングランドソルフォードアイルランド系の庭に生まれた。ケンブリッジ大学で学び、長くオックスフォード大学で教えていたが、現在マンチスター大学文化論の教授ジョンライランズ・フェロー研究員をしている。

彼は、レイモンドウィリアムズを代表する1950年代の新左翼構造主義的観点から批判した、『批評とイデオロギー』によって新世代のマルクス批評家として一躍有名になった。
彼の代表作である『文学とは何か』は当初はフェミニズムマルクス義で補しない限りは文学理論には未来はない、という文学理論批判の本であったが、その後彼が自分の著作で文学理論の可性を自ら例したことで、逆に新しい理論解説書として一世をすることになったのである。

その後も社会性や政治性を欠いた理論に対する批判は続けており、現在アイルランド文化社会を取り扱う三部作や、より高度な概説書群に仕事が二分されている。なおレイモンドウィリアムズ同様、小説や自伝も書いており、マルクス批評家に収まらない広範な活動を行っている。

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