ハクレン

ハクレンとは、中国原産の魚である。

概要

漢字では「白連」と表記する。
コイ科ハクレン属に分類される淡水魚。
斜め上を向いた口と、顔のかなり下の方についた眼が特徴的。
最大で130cm以上にもなる大型魚で、中国では昔から「青魚(アオウオ)」「草魚(ソウギョ)」「黒連(コクレン)」とともに
四大家魚とされ、養殖がおこなわれてきた。

中国では食用としてポピュラーな魚で、煮つけにしたりスープにしたり蒸し魚にしたりと、
さまざまな調理法で食されている。
日本にも明治以降、中国から移植されたが、食用としては定着せず、太平洋戦争中の1943年に放流され、
主に利根川水系に定着し自然繁殖した。

産卵直前になると跳躍する習性があり、毎年5月から7月の産卵期には利根川の中流域でハクレンの集団が
連続で一斉にジャンプする光景を目にすることができる。
なお、まだ跳躍する科学的な根拠は明らかになってはいない。

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