パイロット版(-ばん)とは、放送開始・一般公開に先行して試験的に製作される映像作品の事である。主にTV番組、映画等に於いて呼称される。
パイロット(pilot)は英語で「試験的」という意味も含んでいる。そこからパイロット版といえば本格的に制作に入る前に試験的に作った作品のことを指すようになった。パイロットフィルム、パイロット映像と呼ばれる事もある。「試験作」「実験作」「試作映像」とも言い換えることができる。
映画、TV番組等の映像作品においては、最初にパイロット版を製作し、これを製作関係者の間で視聴した後に様々な意見や要望を基に追加・修正等を加え、本編を製作・公開するという形が採られる事が多い。
アメリカにおいては、1話を特番として製作・放送し、関係者だけでなく視聴率などの反応も加味した上で制作会社や放送局がテレビシリーズとしてを作るというパターンが顕著である。
どちらの場合でもパイロット版のみで実際に(大人の事情等で)本編製作に漕ぎ付けなかった作品も多い。
バラエティ番組においては、まず深夜枠や土日の昼間の時間を利用して単発の特番を製作。放映して人気があった場合ゴールデン・プライム枠で再度特番を行う、レギュラー番組として制作するなど行っている。
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最終更新:2024/12/18(水) 14:00
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