フローレスヨーヨー

フローレスヨーヨー(Flores Yo-Yo)とは、フローレス・ヨーヨー・マニュファクチュアリングおよびダンカンが販売していたヨーヨーの名である。

「C3ヨーヨーデザイン・フローレス(Flawless)」とは別の機種。

概要

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https://twitter.com/YoYoLegacy/status/998406302761136129

1928年発売。
世界で初めてのスリープ可能なヨーヨーであり、近代ヨーヨーの元祖である。

1928年、フィリピン系移民・ペドロ・フローレスは、カリフォルニア州サンタバーバラでホテルのベルボーイをしていた。
その際、新聞記事を見て、幼少期に故郷フィリピンで遊んでいた「ヨーヨー」を商品化しようと思い立つ。

しかし、ただ上下して回るだけのおもちゃに出資しようなどと奇特な者が現れるはずもなく、仕方なく1ダースのヨーヨーを手で削って制作。近所の子どもたちに売り出した。

これが大評判となり、6ヶ月で2000個を売り上げることとなったために製造が手では追いつかなくなっていった。
その頃には出資者が現れ、工場を用意して量産体制に入れるようになった。

フローレスヨーヨーは、それまでのヨーヨーと異なり、ストリングが先端でループ状になっていたために、ヨーヨーが伸びきった後で空回り(スリープ)をするようになっていた。そのため、ただの上下だけでなく、多彩なトリックが可能となった。

当時のヨーヨーは、一片の木を削って作られていたため、ボディと軸が完全に一体化していた。
また、溝幅は現在よりも大幅に狭く作られており、必要に応じて紙やすりで削って調整されていた。

1930年代にヨーヨーは大ブームとなり、大手玩具メーカー・ダンカンが目をつけ、買収する。
ヨーヨーはダンカンのいちブランドとなり、「ダンカン・フローレス」となった。

ダンカンになってからは製法や形状などが見直され、「ダンカン・トーナメント」に発展していく。

関連動画

関連項目

• ヨーヨー
• ヨーヨーの機種一覧
• フローレス・ヨーヨー・マニュファクチュアリング
• Duncan Toys
• ダンカン・トーナメント