ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918~1970)とは、クラシック音楽のうち現代音楽に属する作曲家であり、現代音楽の中でも早すぎた存在である。
新古典主義に属していたツィンマーマンだったが、彼がある程度キャリアを積んだ1950年代は、時代が前衛音楽に移っていく最中であった。新しい音楽と対峙した彼は、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会にてヴォルフガング・フォルトナ―、ルネ・レイボヴィッツらに学ぶ。
それ以降セリー音楽、図形楽譜、電子音楽などの様々な前衛技法を用いて作曲していくが、次第にシュトックハウゼンらダルムシュタットのメンバーとは反発・距離を置くようになり、自分の音楽性に悩み謎のピストル自殺を遂げた。
ベリオやカーゲル、シュニトケといった作曲家のように彼もまた過去の音楽からの引用を好んだが、1960年代に発表されたオペラ「兵士たち」などに代表されるように様々な作曲技法を混合された彼の作風は、彼の生前よりもポストモダン音楽に属する多様式主義の作曲家たちが現れた、彼の没後に評価されるようになった。そのためポストモダン作曲家の先駆け、つまりある意味早すぎた存在といえるだろう。
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最終更新:2024/11/07(木) 19:00
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