ワイルド・スピードX2

ワイルド・スピードX2（原題：2 Fast 2 Furious）とは、アメリカ合衆国のユニバーサル・ピクチャーズが2003年に製作・公開したカーアクション映画、『ワイルド・スピード』シリーズの第2作目である。

「口説きの運転はオレが教えた。」

概要

ワイルド・スピードX2
基本情報
監督	ジョン・シングルトン
脚本	マイケル・ブラント デレク・ハース
音楽	デヴィッド・アーノルド
製作	ニール・Ｈ・モリッツ
配給	ユニバーサル・ピクチャーズ(米国) UIP(日本)
公開	2003年6月6日(米国) 2003年8月23日(日本)
上映時間	108分
映画テンプレート

前作でドミニクと初の邂逅を果たし、彼の逃走幇助で一転して警察に追われる身となったブライアンのその後を描くシリーズ2作目。本作では旧友のローマンやテズといった新規キャラをはじめとした彼の人間関係が明らかになるとともに、ストリート・レーサーとしてのドライビングテクニックを垣間見ることができる。本作公開前には前日譚となる「ワイルド・スピードX2:序章」、後の出来事であるMAXとの間をつなぐ「ロス・バレンドロス～盗賊たち～」と関連作が2つ製作されている。

監督に新たにジョン・シングルトンを迎え、舞台は南国、マイアミへ移動。海外ドラマでもお馴染みの新天地で三菱のランエボやホンダのNSXなどの日本車やGM、クライスラーをはじめとする米国車などの名車が所狭しと駆け回る。

本作で初登場のローマン、テズは後にMEGA MAXにて再登場。ブライアン役のポール・ウォーカー亡き今も最新作のJET BREAKまでシリーズ皆勤、彼の意思を継ぐファミリーの一人として顔を出している。

あらすじ

逃亡者幇助の罪で前職であるFBIから追われる身となったブライアン・オコナー。時は流れ、彼は南国のマイアミでストリートレースのカリスマとなっていた。

そんな日々の中、レースを取り仕切る友人のテズから参加を持ち掛けられた勝負でブライアンはいつものように勝ちを攫い、会場にいた女性、モニカに声をかける。しかし直後に現れた警察車両に身柄を拘束されてしまう。彼女はFBIの潜入捜査官で、ブライアンの身柄を拘束するために潜り込んでいたためだ。

拘束された彼は、顔なじみの同僚であるビルギンスに依頼を持ち掛けられた。その内容とは、ここ一体のシマを取り仕切る麻薬商のベローンを逮捕して欲しいというもの。彼は犯罪の為に優秀なドライバーを探しており、FBIはレーサーとして実力のあるブライアンに白羽の矢を立てた。このミッションを成功させたなら、以前の罪は帳消しにすることも約束していると言う。

ビルギンスの依頼を受けたブライアンは、条件として自分で相棒を決めることを彼らに伝える。その相棒とは、旧友で自分が警察官になった事で逮捕されたと思い込んでいる男、ローマンだった…

本作より登場する主要キャスト

• ローマン・ピアース：タイリーズ・ギブソン/日本語吹き替えCV:乃村健次(X2)→松田健一郎(MEGA MAX以降)
  ブライアンの旧友。再開当初は彼が警察官になった事による誤解もあり、出会って早々殴り合いになる程の仲の悪さだった。しかしながら走行技術は確かであり、高度な運転に関しては自身がブライアンに教えたと豪語している。「刑務所でロクでもないモン食わされたから今のうちに食っとく」という程の大食い。
  MEGA MAXの再登場以降は特にリアクション芸などのコメディ総振り。回を重ねる毎に酷い目に遭わされており、SKY MISSIONでの強制車両スカイダイブやセレブの気を引くための激寒トーク、ICE BREAKでの強制寒中水泳、JET BREAKでロケットエンジン搭載車に乗せられたりと毎回凄い事になっている。
• テズ・パーカー：クリス・“リュグダリス“・ブリッジス/日本語吹き替えCV:菅原正志(X2)→渡辺譲(MEGA MAX以降)
  マイアミの表裏両方を知る「マイアミの顔」。カーカスタムショップを経営しており、ストリートレースから自身のガレージの湖での水上バイクレースなどの運営も行っている。過去に時速200kmで壁に激突した経験があり、それ以来レースには参加していない。
  MEGA MAX以降は主に技術担当。髪型も変わっていて自己紹介が無いと判別が難しい。ドム達の車両改修から敵に対する妨害工作と幅広くこなす。SKY MISSIONでラムジーを救出してからは、ローマンと共にナイスバディな彼女のハートを射止めたい模様。

関連動画

関連項目

• 映画
• ワイルド・スピード
• ユニバーサル・ピクチャーズ
• ドラッグレース
• ポール・ウォーカー
• 映画の一覧