三陸はるか沖地震(さんりくはるかおきじしん)とは、1994年の年の瀬に発生した大地震のことである。
1994年12月28日21時19分頃に三陸地方のはるか沖合(三陸はるか沖)で発生したマグニチュード7.6の大地震。気象庁による正式名称は「平成6年 (1994年) 三陸はるか沖地震」。震源は北緯40°25.8′・東経143°44.7′。八戸で震度6の烈震を記録し、青森・むつ・盛岡などで震度5の強震を、北海道と東北の広範囲で震度4の中震を観測した。
この地震は、太平洋プレートが日本列島下へもぐり込む海溝型地震であり、プレート境界の低角逆断層により発生したことがわかった。26年前には、ほぼ同じ場所を震源する一回り規模の大きい「十勝沖地震」が発生している。プレート境界型地震であったことから地震発生後に津波警報・注意報が発表され、宮古で55cmの津波を観測したが、地震の規模が大きい割に津波は弱かった。
最大震度6を観測した八戸に被害が集中し、死者3人、負傷者788人、住家の全壊72棟、半壊429棟となった。道路や港湾なども被災したほか、パチンコ店が倒壊して犠牲者が出たり、JR東北本線が不通となったり、停電や断水が発生したりした。そのため、年末の帰省にも少なからず影響が出た。
本震から10日後の1995年1月7日に岩手県沖でマグニチュード7.2の最大余震が発生し、青森県と岩手県で震度5の揺れを観測した。そして最大余震からさらに10日後には関西で「兵庫県南部地震」が発生したが、三陸はるか沖地震とはメカニズムの異なる直下型地震であったため、被害の規模はこちらの方がはるかに大きかった。のちに国はこの2つの大地震を激甚災害(本激)に指定するに至った。
↑ 三陸はるか沖地震についてのニュースあり
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最終更新:2025/12/10(水) 10:00
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