低画質推奨とは、ニコニコ動画において Flash Player の画質設定を「低」にすると見栄えがよくなる動画につくタグである。
Flash Player には、画質設定が用意されており、これを調整することで、映像の質を変更することができる。ユーザー側が指定できる設定は「高」「中」「低」の3段階であり、「高」が一番高画質となるように処理が行われる。ところが、一部の動画ではこれを「低」にしたほうが綺麗に見えるものがあり、そのような動画にこのタグがつけられる。
この現象はFlash Playerのレンダリング処理に起因する。ニコニコ動画の動画再生に用いられるswfファイルはデフォルトで画質設定を「高」にしている。この設定ではベクトル画像を4x4ピクセル単位でサンプリングしアンチエイリアス処理およびビットマップ画像をスムージング処理する。しかし、ユーザーが画質設定を「低」にした場合は、一切のアンチエイリアス処理およびスムージング処理を行わない。
アンチエイリアス処理というのは本来、デジタル画像において原理上絶対発生するジャギーの影響を軽減するために、周囲のピクセルの色を連続的に変化させ、背景と物体の輪郭を滑らかにする処理である。従ってこの処理で輪郭がぼやけてしまう。そのため画質設定を「低」にする、つまりアンチエイリアス処理を行わないと輪郭がくっきりする。よって画質が向上したように見える。以上が「一部の動画では画質設定を『低』にしたほうが綺麗に見える現象」の原因である。
だが、すべての動画でこの現象が観察されるわけではない。この現象が現れるのはswf動画だけであり、flv動画やH.264動画ではこの現象は観察されない。むしろ再生に用いられるswfファイルが汚く表示される。またswf動画すべてにおいてこの現象が観察されるわけでなく、輪郭がくっきりして画質向上となる場合もあれば、ジャギーが目立ってしまい画質向上とはほど遠い結果となる場合がある。
動画を拡大した際にはジャギーが目立つため、アンチエイリアス処理を行う画質設定「高」の設定のほうがやはり綺麗に見える場合が多い。また、アンチエイリアスの効果をはっきりとみたい場合は動画を拡大した後に画質を切り替えるわかりやすいだろう。
通常swf動画を再生する際はFlash Playerにて描写をおこなう(詳しくはベクターグラフィックスの項を参照)上、前述の各種処理が行われるのでCPUに負荷がかかる。特に拡大処理をともなう全画面表示を行うと、一昔前のPCでは快適に動画を閲覧できない。
Flash Playerの画質設定を「低」にすることで、アンチエイリアス処理やスムージング処理が行われなくなり、CPUへの負荷が軽減され、快適にswf動画を閲覧できる場合がある。
この副次的な効果はほとんどのswf動画に共通していえることである。しかし、快適な動画閲覧と引き替えに動画の画質を低下することに注意する必要がある。
掲示板
16 ななしのよっしん
2015/05/16(土) 10:28:35 ID: FxJcnECbPy
>以下の動画は画質設定を「低」にすると汚く見える。
当たり前じゃね? なんで載せてるの?
そもそも「低画質推奨」の記事なのに。
推奨されない動画載せるなら「低画質推奨」の動画を追加するべき。
17 ななしのよっしん
2016/01/09(土) 04:03:28 ID: DyHL97ZMzn
>>sm21817083
黒地に白ドットで文字書いてるから極めてわかりやすい例
18 ななしのよっしん
2022/08/14(日) 20:45:11 ID: TvULzStJ7s
動画で1080pにするとモザイクが入る
720pにするときれいになる
ニコニコでなんかしているのか?
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最終更新:2024/04/27(土) 06:00
最終更新:2024/04/27(土) 06:00
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