先行登場 単語

センコウトウジョウ

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先行登場とは、シリーズにて最新作のキャラクターが先駆けて登場する、という概念である。

概要

長年続くシリーズ作品において、最新作のキャラクターが現行作品の終盤や最終回特別編などでゲスト出演するということがある。現行作品からアピールすることで最新作への移行を印付ける、ということで要するに販促の都合だと思われる。二作品間での世界観の違いにより公式の史実上ではなかったことにされたり、スタッフの違いにより新作でのキャラクターと言動や性格・演出などが違っていたりするということもある。

新作キャラが先行登場した例

ポケモンシリーズ

アニメゲームなどにおいて、次の世代のポケモンが新作発売に先駆けて登場するパターンがある。

アニポケの栄えある第1話にて、後に発売される「ポケットモンスター金・銀(第二世代)」に登場するホウオウが登場していた。短編映画第一作「ピカチュウのなつやすみ」でもブルーマリルが登場、さらにその映画に先駆けてトゲピーアニメ本編に登場している。このほかにも数々の先行登場ポケモンが存在する。

スーパー戦隊シリーズ

2004年放送の「特捜戦隊デカレンジャー」の最終回提供映像(「ご覧のスポンサー提供でお送りしました」のアナウンスの後ろで流れる映像)にて、次回作の「魔法戦隊マジレンジャー」のマジレッドが登場し、デカレッドと共演している。本編外ではあるが、放送に先駆けて登場している。この「提供映像で現行レッドと新作レッドが共演」という流れは「バトンタッチ」「儀式」「恒例行事」などと呼ばれ、毎年続いている。

スーパー戦隊VSシリーズ映画作品である「劇場版炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」では本編終了後にでゲキレッド・ゴーオンレッドに加えて「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンレッドが一同に会する。翌年以降は新作の戦隊本編内に登場する流れとなった。

仮面ライダーシリーズ

2010年8月開の「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダーVS大ショッカー」にて、開当時はまだ放送開始前であった仮面ライダーWが登場。強敵であるシャドームーンを圧倒するという大活躍を見せた。この作品以降、劇場版もしくはTV放送の特別編にて新仮面ライダーゲスト出演が恒例となった。なお例外はいくつかあり、仮面ライダー鎧武映画及び放送で次作のライダーであった仮面ライダードライブは登場しなかった。仮面ライダーゼロワンではコロナ渦による撮中断・放送回数短縮・映画開延期などの理由により次作のライダーであった仮面ライダーセイバーは登場しなかった。

先行登場時は基本的に現行作品のスタッフが登場シーンを撮し、新作の担当スタッフは監修という形で関わる。また先行登場時に使用したアイテム玩具が放送開始に先駆けて販売される、ということもある。基本的に新作ごとに世界観の違う作品同士だが、先行登場時の絡みが後のコラボ映画MOVIE大戦平成ジェネレーションズなど)でも活かされることもある。

プリキュアシリーズ

2016年放送の「魔法つかいプリキュア!」の最終回にて、2017年放送開始の「キラキラ☆プリキュアアラモード」の主人公である宇佐美いちかが登場したのが初めての先行登場。以降、最終回にて次回作の主人公プリキュアが先行登場するのが恒例となった。

大乱闘スマッシュブラザーズDX

2001年11月に発売されたスマブラDXの隠しキャラであるロイは、当時のシリーズ最新作である「ファイアーエムブレム 封印の剣」の主人公であり、本来は封印の剣発売⇒スマブラ発売の流れだったそうだが、封印の剣2002年4月発売延期となってしまい、結果的に新作の発売前にスマブラに参戦している。ディレクター桜井政博く「そこがコンセプトのひとつexit」とのこと。

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