八重山教科書採択問題(竹富町教科書問題、八重山教科書問題)とは、中学公民教科書の採択をめぐって八重山地方で起きた問題である。
2011年8月、中学公民教科書の採択をめぐって混乱が起きた。
育鵬社版の採択を答申した八重山地区教科書採択地区協議会(石垣市、竹富町、与那国町で構成)に対し、竹富町が反発し東京書籍版を単独採択、教科書の無償給付が出来なくなり寄付金で賄った。当時の野田民主党政権は竹富町の動きを黙認していたが、政権交代後の安倍自公政権は竹富町の行動を違法として是正要求をするに至った。
背景には保革の政治対立がある。ほかに、採択地区内では同じ教科書を使うと定めていた教科書無償措置法と各市町村に採択権限を与えている地方教育行政法の矛盾が問題発生の一因として挙げられる。
2014年5月に教科書無償化法が改正され法律の矛盾が解消、沖縄県教育委員会は竹富町を八重山地区教科書採択地区から分離独立させたため、これ以後の竹富町単独の教科書採択は教科書無償措置法から見ても違法性はなくなった。2015年4月に竹富町で公民教科書が無償配布された。
関連項目 |
関連人物※ここでの肩書きは過去のものの場合もある。 |
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/08/17(日) 04:00
最終更新:2025/08/17(日) 04:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。