君と僕のアシアトとは (キミトボクノアシアトとは) [単語記事]

『君と僕のアシアト～タイムトラベル春日研究所～』とは、よしづきくみちによる漫画である。

同名の短編作品を連載化したものである。

概要

擬似的に過去にさかのぼることのできるタイムトラベルマシンを研究し、それを商売としている研究員と、その助手の話。タイムトラベルといっても実際に過去に戻れるのではなく、超コンピュータ「あすとおん」で２０年間蓄積した春日市のデータを被験者の脳内に投影し、脳内に過去を再現する、「脳内タイムトラベル」である。よって現実には一切影響せず、タイムパラドックスは起こらない。データの無い春日市以外には戻れず、期間は２０年前までである。

料金は、１回約３０万～４０万円程度で一定ではないようである。

舞台となっている世界では、１０年前の2012年に東京が原因不明の『大災害』により壊滅状態となっている。

風見鶏亜紀: 『タイムトラベル春日研究所』所長。外見は２０代後半程度。容姿端麗・スタイル抜群で年相応に落ち着いた優しい女性。亡き父が作ったタイムトラベルマシンを研究しながら、それを商売としている。文武両道で武術の心得もあるが、スポーツは一切だめで泳げない。妹が一人いる。; 以下１巻ネタバレ。; １０年前の東京の『大災害』の中心地にて、父親を含む周りの人間全員が死亡している中、何故か彼女は死亡せずに生存していた。しかし、「過去」を投影する機械の映像では、その時「いなくなった」ことになっており、機械が映し出す「過去」には本人も研究所も存在していない。しかし「現在（現実？）」に彼女は存在しており、そのことから「自分は『大災害』以降の世界に存在してはおかしい、バグのような存在なのではないか」「いずれ、ある日突然自分は消えてしまうのではないか」と思っている。それゆえ、他人と深い絆を結ぶことを意識的に避けている。
宮山: 『タイムトラベル春日研究所』の助手。過去に婚約者を失っている。