神戸淡路鳴門自動車道にある高速道路用の橋。NEXCO西日本管内であるが、橋部分のみJB本四高速(本州四国連絡高速道路)という別会社が管理している。徳島県鳴門市と兵庫県淡路島(南あわじ市)を結ぶ海上大橋である。徳島県名物の風物詩である鳴門のうずしおが見られるスポットとして全国的に有名で、2000年4月22日に大鳴門橋下部に開設したうずしおの空中展望遊歩道「渦の道」には、うずしおの様子を見に多くの観光客が訪れている。また、「渦の道」とは別にうずしおについての解説を取り扱った資料館である「大鳴門橋架橋記念館 エディ」も開設されており、こちらは2018年3月21日にリニューアルオープンしている。
ニコニコでは、同区間を走行した車載動画が数多く投稿されており、「大鳴門橋」動画タグの使用傾向も専ら車載動画カテゴリや旅行カテゴリ系の動画に付けられている。
橋長 | 1629m | 着工年 | 1976年 |
幅員 | 25m | 開通年 | 1985年 |
主塔高 | 144.3m | 橋梁形式 | 3径間2ヒンジ補剛トラス吊橋 |
中央径間 | 876m | 管理 | 本州四国連絡橋公団 (1970年~2005年) ↓ JB本四高速 (2005年~) |
1976年7月2日に、鉄道併設橋として着工開始。1985年6月8日に開通し供用を開始した。(しかし、当時はまだ明石海峡大橋が未開通のため、陸路では神戸方面に行けない)
激しい潮流への対応、及び鳴門のうずしおへの影響を最小限にするために、橋脚建設の際には「多柱基礎工法」と呼ばれる特殊な工法が採用された。橋梁部分は、3径間2ヒンジ補剛トラス吊橋(3本の主塔と2ヵ所の橋の繋ぎ目でトラス状に建設する吊り橋)の方針で建設された。
日本で初めての道路、鉄道併用の2層式構造で建築された橋。
しかし、当時国鉄が財政難であったため、鉄道敷設を中止する議論が浮上。1978年、正式に鉄道敷設計画は凍結され、大鳴門橋は鉄道併設橋で建設されるも明石海峡大橋は道路単独橋で建設された。以降これがネックとなり、関西から徳島への鉄道敷設実現には至っていない。
なお、国内初のフェリー航路であった鳴門~淡路間の航路も、この橋の開業と運命を共にしたほか、渦の道も途中までで途切れているため、現在徳島県方面から徒歩や軽車両、原付などで淡路方面に行くことは不可能。
必ず自動車か普通二輪などの交通機関を使う必要があるため、モータリゼーションの象徴のような橋と非難されることもある。
現在は、上述で説明した空中遊歩道「渦の道」が、橋梁下部の鉄道敷設用に建設された高架部分に開設されている。この鉄道用施設は、一応新幹線規格を想定している。渦の道近辺にも、鉄道用のトンネルや高架部分の鉄道用に開けられた穴などがあるので、未成線探索にもおススメできるスポットとなっている。
掲示板
1 ななしのよっしん
2019/02/26(火) 22:44:44 ID: kjlLwc2IVk
生きてるうちに新幹線通るのかな?
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最終更新:2024/11/28(木) 16:00
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