安東堯季とは (アンドウタカスエとは) [単語記事]

「安東堯季」（あんどう・たかすえ？～ 1551）とは、出羽の戦国大名・湊安東氏の当主。湊左衛門佐入道とも呼ばれた。遠く出羽の地より管領細川氏や本願寺と音信を交わしていた男子に恵まれない因縁を持つ武将。

概要

湊安東氏の安東宣季の子に生まれ、第7代の湊安東氏当主となって安東定季を名のった。

湊安東氏との不和が続き、「日之本将軍」と呼ばれた頃の勢いを無くしていた宗家の檜山安東氏との融和を望んで、娘を檜山安東氏の当主・安東舜季に嫁がせた。

男子に恵まれなかった為に、弟・安東友親の子の安東友季を養子にして家督を継がせ、自身は僧籍に入ったものの安東友季が早世した為、還俗して第9代として湊安東氏の当主に復帰し、名を安東堯季とした。

遠く出羽の地にありながら、室町幕府の管領・細川高国と書状のやりとりをし、戦国最強坊主・本願寺顕如の父・証如とも書状を交わす等、中央との関係を深めて鎌倉時代から続く安東氏の領地経営の安定化を図った。

その後、安東舜季の子で、愛ちゃんこと安東愛季の弟・安東茂季を養子にして家督を継がせた。

※その他「安東堯季」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

補足

「信長の野望」（PC）シリーズにおける安東堯季（安東定季）の能力一覧。

娘婿・安東舜季と同様第11作「天下創世」まではぱっとしなかったが、第13作「天道」で史実での外交政策等が再評価されたのか政治面を中心に能力が向上している。また、顔グラは一貫して総髪の壮年男性風なのだが、近年の作品で娘婿の舜季が没年を考えるとありえない老け顔になってしまったので、外見年齢が逆転している。