舜とは、人名である。
人名
中国語圏、朝鮮語圏の姓、中国語圏、日本の名である。
架空のキャラクター
漢字として
- 意味
- 中国の伝説上の帝の名、(蕣と通じて)ムクゲ、という意味がある。
- 〔説文解字〕の本字は䑞で〔説文・巻五(段注本)〕に「艸なり。楚、之れを葍と謂ひ、秦、之れを藑と謂ふ。地に蔓し、生じて華を連ぬ」とある。また「今、隸變して舜に作る」とあり、舜は隷書とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文〕は舜(䑞)をムクゲの意として、上部が象形、舛が声符としている。ほかに上部が草花の象形、下部は赤とする説(〔説文解字注箋〕)、舜の神像の象形とする説などがある。
- 音訓
- 音読みはシュン(漢音)。名のりに、きよ、とし、などがある。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。1990年に人名用漢字に採用された。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 舜は〔説文〕で部首である。ほかに𤯷が属する。
- 声符
- 舜を声符とする漢字は、蕣、橓、瞬などがある。
- 語彙
- 舜禹・舜華
異体字
- 䑞は、〔説文〕の本字。
- 𡐩は、〔説文〕や〔玉篇〕に「古文」とある異体字。
- 𡳈は、〔正字通〕に「古文の舜」とある異体字。
- 𡳉は、〔正字通〕に「古文の舜」とある異体字。
関連項目