三途の川を挟み、彼の岸だから彼岸。実は仏教用語としての彼岸はもうちょっと違う意味になる。
一般人
中有の道を通り、三途の河を渡ってここに辿り着く(運賃を渋ると河に落とされる)。
とくに見所は何も無く、また、何をすることも出来ない。ここに来たが最後、お次は来世で、と言う生きている者からすれば何とも寂しい場所である。
しばらく待っていると、裁判が始まる。控訴、上告などと言う便利な物は無い。即断即決、閻魔様の裁きは絶対なのである。
裁きにより、冥界行きと地獄行き、天界行きのどれになるかが決まる。もしも地獄行きの判決が下されてしまった場合、一時的に輪廻の輪から外される事に。一時的の辺りが優しさか。
関係者
閻魔様とか、死神とか。あと地獄の鬼。
閻魔様はもちろん閻魔様。舌を抜かれる・・・のはガセだとか。
死神は名に神と付いているものの、どうもただの役職名に過ぎないらしい。
地獄の鬼もまた、名前に鬼が付いているが果たして地上の鬼と同じように考えて良いのかは疑問である。
これらの人員で彼岸(冥界には関与していないので少し地獄寄り)の公的組織「是非曲直庁」を作っている。
なお、是非曲直庁には観光部門もあるらしいが、一体どの層に向けての観光なのかは謎。生者はこれないし死者は何も出来ない。冥界は西行寺の管轄である。
彼岸の住人は三途の河を越えて此岸(こちらの世界)に足を運ぶ事が出来る。少しずるい気がしないでもない。
また、それを利用して是非曲直庁からいくつか出版物が出ている。あの世との距離も近くなった物である。
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最終更新:2025/12/11(木) 16:00
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