悪ノ娘黄のクロアテュールとは (アクノムスメキノクロアテュールとは) [単語記事]

悪ノ娘黄のクロアテュールとは2010年 8月に発売されたmothy_悪ノPの小説である。「悪ノ娘ノベルシリーズ」第1作。版元はPHP研究所。

概要

mothy_悪ノPの代表作である「悪ノ娘」を小説化したもの。媒体を曲から書籍へと変えることで、表現の制約を取り払うことに成功し、楽曲中では描ききれなかった人物像や設定等が多く含む作品となった。

経緯

2010年 6月に各ネットショップ上に登録され、小説化が進んでいることが発覚。同時期に公式ホームページ上で執筆が進行中である旨が発表されていたが、途中で一時閉鎖された^※1(正式にオープンしたのは8月初旬)。作品タイトルもネットショップに登録された商品名から判明した^※2。同時に発売日が8月10日であることも明らかになった。

正式に発売の情報が流れたのは7月29日のこと。作者ブログ上にて商品の情報が公開された^※3。同月31日にあらすじが紹介され、8月5日に同ブログ上で初回特典と登場キャストについて軽く紹介が行われた。発売日の10日にはPIAPROの開発者ブログ上にて紹介がなされた^※4。

あらすじ

物語の舞台はエヴィリオス地方と呼ばれる地に位置するルシフェニア王国。その国を統治している14歳の王女リリアンヌと、彼女によく似た召使アレンを中心に小説は進行していく。リリアンヌは、その絶対の権力を自分のために使用し、逆らう者は誰であろうと容赦なく処罰するという傍若無人ぶりで国民を苦しめていた。自分の許嫁であった“青の国の王子”が“緑の国の娘”に心惹かれたために婚約を破棄した時には、その娘を処分するために緑の国へ侵攻を仕掛けたほどである。王政に激怒した民衆は“赤き鎧の女剣士”ジェルメイヌを中心にまとまり蜂起した。