柳生心眼流

柳生心眼流とは、日本柔術の流派である。

概要

竹永隼人と流祖とする、仙台藩発祥の流派である。現在は主に宮城県北部で伝承されている。

技術的な特徴としては、当身を重視していることが上げられる。そのためか素振と呼ばれる単錬法を有しており、一般的な日本柔術とはかなり違った趣を持つ。また、相対の形もかなり長い構成になっている。他にも構えが非常に特徴的だったり、「重ね当」という特異な技法があったりと、独自色に溢れた流派である。

その特徴的な技法ゆえか創作物で取り上げられることもそれなりにあり、漫画「真島クンすっとばす!!」の陣内流柔術のモデルになったことは知られている。マイナーな所では、富士見ミステリー文庫が生んだ怪作「ブロークンフィスト」でも取り上げられており、読者を唖然とさせた。

なお、伝系によって大きく趣が異なるらしい。

體振(みふり)

呼吸と筋肉の鍛錬である。
素振りが上達したら、次に體振による稽古を行う。
同じ動作を何度も繰り返し、発声によって息を吐き続けながら、早いスピードで振る。
スタミナ養成を目的とした一種のサーキットトレーニングだと考えればいいだろう。

関連動画

関連項目

• 武術
• 武道
• 柔術
• 無駄に洗練された無駄の無い無駄な動き
• トリビアの泉